国語力って、やっぱり大切だなと思った話

(* 教室だより11月号からの抜粋)

 

当教室は「英語・数学専門」といいつつも、実際はそれぞれの生徒さんのニーズに合わせて、一人ひとり異なるものを学習しています。

 

小学生は学年別教材ではなく、レベル別の教材を用いて国語・算数・英語、そしてパズル問題集の「パズもん」(これが意外にも人気)。

中学生・高校生は英語・数学に特化している生徒さんもいれば、5教科まんべんなく学習する生徒さんも。

時には学校の教材を持ってきて、自習的に教室を利用することもあります。

 

当教室が「英語・数学専門」としているのは、私が専門的に指導可能な科目だからというのもあるのですが、この2教科こそ「基礎からの積み重ね科目→段階が上がることを実感しやすい科目→学ぶ楽しさを実感しやすい科目」であるからです。

 

ところが、ここに来て最近よく思うことがあるのです。それは、

成績アップのためには、国語力アップが必要。

 

というのも、いろんな教科の文章題を取り組むときに、「問題で指示されていることを正確にとらえていない」という、解き方以前の問題になっている場面がよく見られるのです。

 

成績が芳しくない生徒は十中八九、国語の成績も今ひとつです。

そのような生徒さんに多く見られるのは、

 

・問題文を読まず、答えを埋めることばかり夢中になる

・問題文を流し読みで読んだ気になっていて、どのような答えを求められているのかを正確に把握していない

・文を「読む」という行為そのものが面倒

 

という点です。個人的には

問題に答える(=得点する)、ということに対して消極的

といえるような気がしています。

極論かもしれませんが、学習面そのものに対して消極的、ともいえるかもしれません。

 

日常から読書の習慣がある人は、長文を読むことに苦痛を感じることはほとんどないでしょう。

しかし、「文章を読む」ことと「問題に答える」ことは別の話。国語の文章読解は、練習しなければ高得点をとることはできません。

読書は、文章に慣れるきっかけにはなりますが、国語力を上げるための条件ではないというのが私の考えです。

 

社会人になると、ほとんどの仕事は人と人とのコミュニケーションで成り立ちます。

その際、「自分の考えを述べる」「相手の考えを聞く」の両方が必要です。

 

「問題を読んで答える」ことは、相手の考えを聞いて理解することの練習です。

それは、読書だけで補える力ではないと思うのです。

 

ということで、普段は英語・数学をメインに扱っていますが、学力に伸び悩んでいる生徒さんほど、国語の学習に取り組んでもらいたいというのが最近の実感です。

 

定期テストが終わった後こそ、学習の進め方を見直すタイミングです。

英語・数学と同様、やさしめの漢字・読解問題から始めて、少しずつレベルアップしていきましょう。

 

 

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